第2回 御宿での理想の暮らしを叶える住まい造り

2004年に土地を購入し、定年後すぐに移り住めるように家づくりを進められたS様ご夫妻。定住することを前提にバリアフリーをはじめ、細部にこだわったプランをかたちにしました。実はこのプラン、ご主人が設計ソフトを用いて自ら描いたものを建築会社に「この通りに作って欲しいと」渡したもの。建築には素人のご主人ですが「何事にも凝り性」な面が、家づくりにも表れました。

住まいの設計はご主人自らなされたそうですね。
[ 奥様 ]
セカンドライフの候補地を探している過程で、この土地に出会い、主人のなかではかなり気に入っていたようでした。まだ決めかねている私に対して、市販の設計ソフトを用いてコツコツと自分の理想のわが家を設計し、私に見せるようになりました。
どのような暮らしになるのかということを言葉ではなく、「絵」で見せてくれたんですね。「これが外観」「これがリビング」「これがお風呂から見た外の風景」といったように、次々とバーチャルのわが家ができていくのですから、関西にいながら、もう御宿に住んでいる気分になったほどでした(笑)。
[ ご主人 ]
賃貸住宅での暮らしが長かったものですから、せっかく自分の家をもつなら、理想を実現したいと思いました。何事も始めると凝り性でトコトンやらないと気が済まないものですから、自分で設計しようと思い、描いたものを妻に見せて「御宿に土地を買えばこんな家ができるよ」とプレゼンテーションしていたわけです。
住まいづくりでどのような点にこだわりましたか。
[ ご主人 ]
設計テーマを一言でいうなら、プチ南欧風、といえるでしょうか。考えていた程には効果が出ていないので少し照れくさいですが。
リゾート気分を楽しめるような考え方がベースにあります。たとえばリビングとキッチンの通路をアーチ型にしたり、1階のリビングから外への続きはウッドデッキではなくタイル貼りのテラスにしたり、そういうポイントを各所に取り入れました。
タイルのテラスに似合うお洒落なガーデンファニーチャーが置かれていますね。
[ 奥様 ]
庭のオリーブの木などが育って、目隠しとしてもちょうど良い具合になりまして、今はテラスで朝食をとったりお茶をしたり、楽しんでいます。
まさにリゾート気分、満喫ですね。
[ ご主人 ]
こだわりと言えば、お風呂を2階に設け、窓を開けた時に見晴らしがよく、露天風呂気分を満喫できるようにもしました。
[ 奥様 ]
2階のお風呂は、当初建築会社の方からは、プランの再検討を提案されましたが、「近隣の山々を眺められるお風呂を作る」というのもこだわりでしたから、それを押し通させてもらったのです。区画のなかから角地を選んだのもそういう開放感を暮らしのなかに取り入れたいと考えていたからです。
[ ご主人 ]
浴槽内に腰掛けをつくって、のぼせずに、外を眺められるようになっているんです。
廊下などもずいぶんひろいつくりになっていますね。
[ ご主人 ]
私たちは子どもがいませんから、二人で暮らしていくことになるので、狭いつくりより大きな間取りを意識しました。
将来的なことを考え、バリアフリーであること。
廊下も、万一車いすなどになったときのことも考えて、車いす移動ができるくらい広くしていますし、洗面室も6帖ほどの広さにしています。
[ 奥様 ]
車椅子になって2階に上がるのは大変ですから、エレベータも設置したんですよ。ありがたいことに、まだほとんど使っていませんけどね。
現在素晴らしいガーデニングによって美しい庭がつくられていますね。こちらも住まいづくりの計画として当初より考えられていたのですか。
[ 奥様 ]
はい、ガーデニングをすることを前提にこの土地を購入しましたから。
私の実家にバラが植えられて、毎年美しい花を咲かせていましたので、この家でもぜひバラを育ててみたいという思いはありました。あとは、お庭をどういうつくりにするか、あまり具体的なプランはなかったのですが、主人がプランを立てて、二人でつくってきたのです。
[ ご主人 ]
もともと私はガーデニングに興味はなかったのですが、始めてみたらハマってしまいまして(笑) 、現在に至る、というわけです。
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